ブックカバーチャレンジ 4日目

僕が影響を受けた本を中心に紹介いたします。

田中美知太郎ほか『ギリシャ語入門』。
おそらくギリシャ語を学ぶのには非常によくできた本。IMG_6769.JPG
哲学に関心を深めていた2年生のときに、学生が4人ほどの文学部のギリシャ語教室に入った。最初の半年間の教材がこの本だった。
ひと通り終わると、次はもうアリストテレスの範疇論 Κατηγορίαιを会読し始めた。
この入門書は練習問題が多く、こなしていくとだんだん実力がついていく。ギリシャ語初級を学ぶに適した入門書だと思う。

3年で中級へ進み、結局ギリシャ語は2年間学ぶが、同時にラテン語を習得する学生も多くいた。
実は僕はもともと印欧共通基語にも関心があった。
現在のインド・ヨーロッパ民族は、ある場所から各地へ民族分派し移動したことが分かっているが、その言語を比較することで各言語に共通の基語が類推でき、その共通基語を使用していた地域(原始の印欧語族の発生地)も特定できるのではないか、という学問。
ヒッタイト語の発見によって更に発展を遂げ、研究成果の一端は、高津春繁『印欧語比較文法』に見ることができる。

それにしても、この2年間のギリシャ語教室はユニークな連中が多かった。
一人は哲学科、一人は英文学、一人は院生でイスラム哲学の専攻。
のちに、NHKプロデュサー、シュークスピア研究の英文学教授、イスラム哲学者になるが、今でも、この『ギリシャ語入門』をみると、この時の厳しい若い美人教師とともに懐かしく思い出す。
そろそろ50年ぶりに連絡を取ってみようかと思っている。

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