あこがれ航海7日目 2011/07/08(金) 帆走2回目

本日、ジョン万次郎の故郷を離れ太平洋に乗り出し、2回目の帆走を体験する。
当直も都合4時間もあり、夜間当直時には今まで見たことがない満天の星空を見た。

天候晴れ

正午時点で、
前日正午から(航行距離:機走12マイル、大阪からの航行距離299マイル、残航207マイル、
航海時間:機走1時間42分、平均速度:機走7.06ノット)
風向SSW、風力4.2ノット、
天候晴れ、気温28.0、湿度27.3、海水温度26.0、気圧1011.7、海面状態穏やか
船の位置:北緯32度40分、西経133度05分
清水消費量:前日2.8t、トータル23.0t、残有量24.3t

0515 起床
0615 起床時間
0630 体操・散歩
散歩のため、昨日に続き今日もタンツー(デッキ磨き)はお休み。
港に隣接した広場にある「萬次郎と仲間達の群像」を拝見した。
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この群像は、船頭筆之丞38歳、漁労係重助25歳、櫓係五右衛門16歳(以上3人は兄弟)、櫓係寅右衛門26歳、炊係萬次郎14歳の5人で、遭難し漂着した無人島での生活143日目に、沖に現れた米捕鯨船を見た時の様子が、各人個性的に表現豊かに造られている。
萬次郎は炊掛(かしきかかり)で炊事と雑用を行う手伝いとして漁船に乗っていた。   
 
0730 朝食
0900 ブリーフィング
足摺から和歌山までの航海概要について教わる。
黒潮については余り話をされなかったが、航路近くの四国沖を4ノットで流れており、風次第だが帆走でもかなりスピードが出そうなイメージを持った。

ルーズガスケット
今回の航海でまだ解帆作業をしていなかったので、縦帆2つに挑戦。
メインスルの帆を解く。3人で持ち場に分かれて同時に帆を解いていく。小生は上から2段目で解く。
フォースルの帆を解く。小生は上から1段目を解く。
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ハッピーアワー(船内掃除)
船内掃除の持ち場は、班単位で毎回変わる。毎日きれいに使い毎日掃除をしているため、殆ど汚れていない。
    
1015 足摺港出港

展帆
フォースルとメインスルの縦帆を、全員でロープを引き、両縦帆を展帆した。
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また、フォアマストを左舷開きから、右舷開きにヤードをブレースする。
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1130 昼食
昼食後、バウスプリットに渡り、あこがれの先頭で太平洋の波と風を満喫する。
ここでの昼寝は、さわやかな風を受け暑くもなく、揺りかごにいるようでで気持ちがよい。
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1200 当直開始
訓練生は3班に分かれ、12時より2時間づつの当直だが、小生の班は1600~1800の当直。

1300 増帆ためルーズガスケット
船首のフライングジブ、インナージブの解帆はクルーが行い、横帆のトギャラン、トップスルの解帆は訓練生もマストに登りヤードに渡って挑戦した。解帆のあと、フライングジブ、インナージブを展帆し、フォアマストの横帆トギャランとトップスルを小生を除く全員で展帆する。
この間、小生は展帆作業には参加せず、1330~1400の間、ヘルムで舵を握った。
あこがれは、南南西から南の風4ノットを受け、1300より帆走を開始したが、結果的に、これから明日の朝0630機走に移るまで17時間30分の間、帆走することになる。

1415 帆走理論レクチャー
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一等航海士よりメスルームで、
①セイリングの種類、②なぜ風に向かって走れるのか、③タック替え(タッキングとウェアリング)、④ヒーブツーについて学ぶ。
前にも習ったことがあるなと思いつつ、海王丸での1年前の講義を思い出した。
    
1500 当直再開
展帆作業で一時中断していた当直が再開された。

1600 小生の班の当直の時間だが、夕食と重なるため、早めの夕食をとり、当直に入る。
今回の当直は、①見張り、②気象、③ポジション、④舵取り、⑤タイムベルが担当任務。

1800 当直解除
1900 海上衝突予防法レクチャー
一等航海士より、デッキ上で、海の交通規制(海上衝突予防法)を学ぶ。
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この講義を聞いていて、いろは丸事件を想起した。
いろは丸の積荷は論外として、明光丸側といろは丸側では衝突時の言い分が全く違っていた。
・いろは丸の「ブーフランプ」が点灯していたか否か。そもそも具備していたのかどうか?
・いろは丸は明光丸の青灯を認めたというが、両船の進路からすれば赤灯を認めるべき筈だが・・・
・回避するとすればどちら側の船だったのか?
   
2000 当直再開
2200~2400の夜間当直
当直終了後に食べると日を跨ぐので、当直に入る前に夜食を食べた。夜食はカップラーメンで、久し振りに食べると格別に上手い。
当直時間にデッキ上に出ると、漆黒の闇ではなく、ぼんやりと者・人が確認できる。
夜空の星が非常にきれいだ。曇りの北太平洋航海ではこれほど多くの星は見れなかった。
満天の星空と云っても良い。

0030 速やかに就眠

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