海王丸航海24日目 2010/04/29(木) 陸地がみえたぞ! だが・・・

朝4時35分米国西海岸の山を確認、ランドフォール。4月7日出航から24日目、9日帆走から22日目。
あとサンフランシスコ湾までは機走再開の計画だったが、本日15時、思わぬハプニングがあった。
また本日は登艢礼の練習をした。
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天気 晴れ
正午時点では、
前日正午からの(東京からの距離4957,残航171、平均8.43ノット)、
風向NNW、風力4、ヤード(帆桁)スクウェア、
天候晴れ、気温10.0、海水温度11.0、気圧1023.4、海面状態穏やか
船の位置 北緯39度36分、西経124度25分
時刻改正60分(累計-16時間00分)

0435 ランドフォール(陸地発見)、米国西岸の山を確認した。
4/9からの帆走22日目で、ランドフォールしたことになる。素晴らしく速い。以下の、発見後の4時49分の写真では月明りはあるとはいえまだ暗い。おそらくレーダにより陸地の距離を測定し、光遠距離で見えるはずとして発見としたのではないだろうか。
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0514  ロイヤルの展帆作業
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遠くに陸地らしきものが続いている
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0640 朝別科
ヤードを左舷開きからスクウェアに動かす。
左舷に鯨の潮吹きを幾筋か確認した。

0657 6時57分のモニター
本船は向きを替え、陸地に並行して航海している
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このころ、一時、北の空が黒くなった。彼方を雨脚強く雨雲が通過する。
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小生はこの時に初めてカメラの望遠で西岸の山を見た。
あまり高揚した感激はない。到着したな、という感覚
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0830 課業始め  登艢礼の練習
研修生10名は、ゴールデンゲートブリッジを登艢礼で通過するため、担当ヤードのフォアマスト(先頭マスト)のロワーヤード(1番下のヤード)で登艢礼の練習を行った。
明日0900にゴールデンゲートブリッジで本番を行う予定。
登艢礼の配置表
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フォアマストの下、ハンドキャプスタンの前で自分の配置位置を確認
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ロワーヤードを渡り始める
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位置に着く、小生は左舷海側から3人目
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合図で帽子とり、「ごきげんよう」の発声とともに帽子を振る
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1000 帆布の縫合の実習
帆布倉庫にて、教官から、帆布の縫い方を教えていただいた。針は大きく布も厚いので、かなり力が要る。
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1200 当直 小生の当直当番は以下の通り
       1200-1300 リーサイド
       1300-1400 リーサイド待機 イルカの群れを観る
       1400-1500 リーホイル   
1400からは、帆走の片づけ始まり、リーホイルの作業はなくなる。
機走に移行するため、帆を畳み始める
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後部甲板の舵輪も機走では使わないため、フードにカバーをかける
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ところが、ところがである。
機走への作業が終わりかけの頃、急遽、機走取りやめの指示が出た。
帆走継続に方針変換をした。従って、また急いで、展帆、カバーの取り外しなど帆走の準備を始めた。
この時何故か、太平洋戦争中のミッドウェイ海戦を思い起こした。
ミッドウェイ島の爆撃か、空母への魚雷攻撃か、指示がころころ変わったことを・・・

従って、1430-1500 リーホイル当番が復活した。小生は帆走の方が好きなので方針転換は望むところであった。
覆ったフードカバーを外し、手仕舞いをしている。
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リーホイル当番復活
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       1500-1600 リーサイド待機復活

1615  方針転換の理由が分かった。
入港許可がまだ降りていない!(事務手続き上のミス)
96時間前原則のルールがあり、入港許可が下りてから96時間後の入港となる。
踵を返し、しばらく陸から離れ、安定した海域である高気圧の中に入ることになった。その海域まで帆走を続ける。

従って、午前中に練習した登艢礼は、ゴールデンゲートブリッジを潜るまでしばらくお預けとなった。


船長のメッセージは以下の通り。
本日は沢山のことがあった。計画通りのランドフォール、計画通りの機走再開・・・を目前に入域許可が下りないとの理由で明日の錨泊はなくなり、再度、沖へ向けて帆走を開始することに
なった。
入域許可が下りない理由は、米国コーストガードへ申請が適切に提出されていないことによる。
非を責めるのではなく、二度と同様の悲劇が生じないよう航海訓練所にお願いするつもり。
一方本船においては、今まで成し遂げてきた船務・教務の勢いを維持し、モチベーションを下げることなく、業務に・実習に取り組んでいくべし。

本日の航海概要と気象概況
気象概況
①明朝4時と16時ととも等圧線は混んでいる状況にある。
②また、この海域にGALEという文字がある。強風警報という意味。
③本船は今後。目的地に向かって走る航海ではなく、穏やかな海域を目指して待機する航海へと変わる。
 待機といっても、航海訓練を継続するので、安全第一に、かつ実習成果をあげることは言うまでもない。
気持ちをいち早く切り替えて、再びchallengeを試みていく。

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