青天を衝け 第3回目 「青天を衝け」3回目を拝見した。 いよいよペリー来航に伴い、高島秋帆が出獄した。 高島秋帆の活躍場面はこれからもあるのだろうか。 ところで、私事だが僕の住居は宝塚市で武庫川沿いに住んでいる。これまでの27回の引っ越しの中で、武庫川に面して住むのは3回。なので親しみがあるのだけれど、この武庫川は宝塚市内を流れ、伊丹市と西宮市、尼… 気持玉(1) コメント:0 2021年03月05日 大河ドラマ 続きを読むread more
青天を衝け 今回の大河ドラマ「青天を衝け」は史実に結構忠実ではないかと思う。 何しろ今までとちょっと違うのは、 時代考証は、井上潤(渋沢資料館館長)、斎藤洋一(戸定歴史館館長)、門松秀樹(慶応大学准教授)。 国旗考証は、国旗研究の第一人者と言われる吹浦忠正。 資料提供は、永井博(茨木歴史館特別研究員)、大庭裕介(慶応義塾福澤研究センター… 気持玉(1) コメント:0 2021年03月05日 大河ドラマ 続きを読むread more
摂海防御の絵図 一枚の絵図がある。 神戸六甲山系の摩耶山(標高702m)から摂海(大坂湾)を望んだ絵図だ。絵図の描かれ方から、摂海防御の拠点を明示していると考えてよい。 この絵図には文久3年4月26日との日付がある。誰が描いたものかわからない。 摩耶山は、大阪湾が一望できる場所なので、今でもその目的で登る人が多い。 頂上は今では掬星台と呼ば… 気持玉(1) コメント:0 2021年02月18日 幕府・幕臣 続きを読むread more
龍馬暗殺時に遺されたピストル 当時でも入手可能な拳銃の種類は多いが、 龍馬が寺田屋で使用した拳銃は、弾を込める場面などから、スミス&ウェッソンの拳銃に絞られる。 幕末日本で入手できそうなS&W拳銃の各々の特徴と画像は以下の通り。 ①S&W モデル1、 1857年に開発 シングルアクション式リボルバー拳銃。S&W社の第一号。 口径:22(0.22インチ、… 気持玉(3) コメント:0 2021年01月24日 先祖調査 龍馬 続きを読むread more
太平記のなかの桃井直常 昨年から、南北朝期を大河ドラマで初めて描いた「太平記」を観ている。 初回放送は1991年1月6日から12月8日の期間に行われ、今回はコロナ禍の中、再放送された。 大河ドラマとしては、 100年続いた北条政権の専制や退廃した鎌倉幕府に対し、倒幕の挙兵をした後醍醐天皇に呼応しつつも、内乱を繰り返しながら、室町幕府を開いた足利尊氏の… 気持玉(2) コメント:0 2021年01月12日 先祖調査 大河ドラマ 続きを読むread more
2021年の予定 明けましておめでとうございます。 いつもであれば東京へ10回、その他日本各地に同じ頻度で出かけていたのですが、 昨年はコロナ禍で、遠出もせず自粛の1年に終わりました。 主に地元地域の活動にいそしみ、幕末史跡巡りもほとんで行っていないため幕末関係での進展はあまりありません。 年賀状にも書いたように、今年はコロナをぜひ退治して新… 気持玉(1) コメント:0 2021年01月01日 日記 続きを読むread more
11月15日 旧暦の11月15日は龍馬が亡くなった日だ。 この龍馬の死を三吉慎蔵はどのように思っていたのだろうか。 二人は、慶應二年の正月に初めて会い、その23日には寺田屋にて幕府の捕吏との闘いから辛くも逃げおおせた。 このとき、慎蔵は、 ①共に戦い負傷した龍馬を肩にかけ遁れる(慎蔵日記) ②薩摩藩邸に走り動けない龍馬を救出する(慎蔵日… 気持玉(6) コメント:0 2020年11月30日 先祖調査 長州・長府 龍馬 続きを読むread more
福澤諭吉の書簡 咸臨丸で渡米した乗組員で、のちに活躍する人物は多い。 木村摂津守喜毅、勝麟太郎、小野友五郎、松岡磐吉、赤松大三郎、肥田浜五郎、中濱万次郎、福澤諭吉などなど、名前を列挙するのに遑がない。 その中でも、明治時代にわたって活躍した勝麟太郎と福澤諭吉はよく聞く名前だ。 福澤諭吉を知るには、勝麟太郎と同じく、膨大な史料が残っている。幕末… 気持玉(3) コメント:0 2020年10月15日 咸臨丸・開陽丸・幕末軍艦 傑物・学者 続きを読むread more
慶喜の大坂城脱出 鳥羽伏見の戦いの最中に、徳川慶喜が大坂城を脱出した。 このことを、月岡芳年や長谷川貞信が「徳川治蹟年間紀事 」のシリーズの錦絵のなかで描いている。よく知られた画題「十五代 徳川慶喜公」だが、二人の錦絵はよく似た構図になっている。 この錦絵は、右端の開陽丸にこのとき蒸気役一等(機関長)として先祖の小杉雅之進が乗船しているので、気になる… 気持玉(4) コメント:0 2020年08月25日 幕府・幕臣 先祖調査 戊辰戦争 続きを読むread more
山本寛斎さん 山本寛斎さんが7月21日に亡くなられた。 ご冥福をお祈りいたします。 寛斎さんには、以前2003年に、意外なところでお会いしました。 僕が幕末に興味を持ち始めたころ、京都で会合がありついでに近くの史跡を回ってきた時のことです。 西本願寺、島原(大門、角屋、輪違屋など)、壬生寺、八木邸、前川邸、光縁寺の順で回りました。 … 気持玉(7) コメント:0 2020年07月31日 日記 続きを読むread more
隠れ家 コロナの影響もあり、自粛生活が多くなってきた。 そんな時は、ジーと家にこもるだけではなく、気晴らしも必要になる。 そこで、自宅の近くに隠れ家を用意し、食事と寝る時以外を過ごすことにした。 窓からの景色は遠くあべのハルカスも望め、パノラマの様なので気分転換にはいいかも・・・・ とりあえず、最低5年間は続けてみようかと思う。 … 気持玉(9) コメント:0 2020年06月30日 日記 続きを読むread more
三吉慎蔵談話の要 ある調査をするのだけれど、この書を取っ掛かりに進めたいと思う。 中には何か所か、慎蔵の記憶違いか聞き手の聞き間違いかの箇所があるが、それも面白い。 三吉慎蔵時治氏談話ノ要 八月十三日豊浦毛利邸ヲ訪ヒ三重盛二氏ニ面談翌十四日ニ於テ林洋三氏ト會合ノ事ヲ約シテ去ル 帰路三吉慎蔵氏ヲ訪フ其對話ノ要左ノ如シ 問 坂本龍馬ト御交… 気持玉(5) コメント:0 2020年05月20日 先祖調査 龍馬 長州・長府 続きを読むread more
彰義隊慰霊祭 今日は5月15日。 5・15事件の日だが、僕にとっては上野戦争の日。 以前、この日にあるお寺を訪ね、そのあと、お世話になった礼状を出させていただいた。 ――――――――――――――――― 先日午後、お参りをさせて頂いた者で正井と申します。その節は柵内にも入れさせて頂き大変有難うございました。 私には高祖父に彰義隊士と長府藩士が… 気持玉(5) コメント:0 2020年05月16日 幕府・幕臣 長州・長府 先祖調査 続きを読むread more
ブックカバーチャレンジ 8日目 僕が影響を受けた本を中心に紹介いたします。 最後は、写真家ディーンズの回想録。写真が1000枚ほど収められている。 内容は以下のとおりで、アマゾンの商品説明に任せます。 ―――――――――――――――――――― 1985年のアンドレ・ド・ディーンズの死去以後、倉庫で眠っていた彼の手によるマリリンの完全アーカイブ… 気持玉(3) コメント:0 2020年05月15日 日記 続きを読むread more
ブックカバーチャレンジ 7日目 僕が影響を受けた本を中心に紹介いたします。 最後は、帆船海王丸での遠洋航海と、東海道19日間連続歩破の、各々の教材と案内書です。 紹介は1冊らしいのですが、海と陸それぞれ僕には同じ大冒険で参考にした書なので、両方を同時に紹介したいと思います。 それは、財団法人海技教育財団『海王丸体験航海テキスト』と、風人社『ウォークマップ ホ… 気持玉(2) コメント:1 2020年05月14日 日記 先祖調査 続きを読むread more
ブックカバーチャレンジ 6日目 僕が影響を受けた本を中心に紹介いたします。 下関市立長府博物館『企画展 三吉慎蔵と坂本龍馬』 本というより図録ですが、まあ、一般図書ということで。 この題名の展示会が開催されたのが2001年なので、まだ在職中で経営企画室長に任命された頃だったと思う。 実は仕事も忙しくまた面白かったので、展示会拝見のあともまだまだ幕末趣味… 気持玉(2) コメント:0 2020年05月13日 日記 先祖調査 長州・長府 続きを読むread more
ブックカバーチャレンジ 5日目 僕が影響を受けた本を中心に紹介いたします。 柴田直光『奇術 種あかし』 理工図書株式会社発行で、初版は昭和26年。 柴田氏は、応用数学の権威であり土木工学の専門家でもあった。 本の構成は半分がカードマジック、残り半分をロープ、ボール、コイン、ダイス、食卓で行なうマジックの解説が占めている。この本は今でもマジックの名著として… 気持玉(1) コメント:0 2020年05月12日 日記 続きを読むread more
ブックカバーチャレンジ 4日目 僕が影響を受けた本を中心に紹介いたします。 田中美知太郎ほか『ギリシャ語入門』。 おそらくギリシャ語を学ぶのには非常によくできた本。 哲学に関心を深めていた2年生のときに、学生が4人ほどの文学部のギリシャ語教室に入った。最初の半年間の教材がこの本だった。 ひと通り終わると、次はもうアリストテレスの範疇論 Κατηγορίαι… 気持玉(5) コメント:0 2020年05月11日 日記 続きを読むread more
ブックカバーチャレンジ 3日目 僕が影響を受けた本を中心に紹介いたします。 ディヴィッド・バーガミニ『天皇の陰謀』 衝撃的な書名にまず驚かされる。 著者は、日本に生まれ育ち、戦争中は漢口、上海、フィリッピンにいたが、第二次大戦後、日本語資料を収集しまたインタビューを駆使し、「戦後」が終わろうとしている昭和47年に、その7年間の成果を世に問うた大作。 … 気持玉(2) コメント:0 2020年05月10日 日記 続きを読むread more